足底腱膜炎の改善

【足底腱膜とは?】
『足底腱膜』は、踵から足の指にかけて広がっている厚みのある扇状の膜のことをいいます。体重の1.7倍から3倍の伸張力に耐えられる縦配列のコラーゲン線維でできており、負荷が強まるにつれてその強度を高め、変形に耐えられるようになります。
【足底腱膜炎の症状って?】
踵が地面と接地した時に、踵の内側(足指側)や土踏まずの部分に痛みを感じます。酷い時には踵を付けられないほどの痛みとなります。足首を伸ばした時や足指を曲げた時に痛みが生ずる場合も有ります。
【足底腱膜炎はなぜ起こる?】
ランニングやジャンプの繰り返し、長時間の立ち仕事、アーチを支える筋力の低下、体重の増加、などで足底腱膜に過剰な負荷がかかり、微細なキズが生じることによって起こります。足に合わないシューズや、クッション性の無い硬すぎるシューズを履くことも原因の一つだと言われています。
【足底腱膜炎の改善の為に】
まずは整形外科を受診し、お医者さんの判断を仰いでください。必要があればレントゲンやMRIを用いての画像診断、痛み止めの処方や注射などがなされることがあります。
そのうえで、私が考える改善策としましては、痛みを伴うトレーニングや動作の量を減らしたいですね。仕事や部活などでどうしようもない場合があるかもしれませんが、可能であれば減らすのが望ましいです。
また、インソールを変えることにより痛みの軽減が期待できます。『シダス・インソール』は熱成形ができる素材なので、皆様の足にピッタリと合ったインソールになり、またアーチ部分に適度な硬さとしなりがあるのでしっかりと足本来の動きを妨げずにアーチをしっかりと保護してくれます。さらに踵部分のヒールカップにはクッション材が搭載されていますから、踵接地時や立っている時における踵への負荷をやわらげてくれます。
実際に、整形外科で足底腱膜炎と診断され、お医者さんに「インソールを作った方がいい」と言われてラパンブランへ来られるお客様は非常に多いです。
並行してストレッチも取り入れていくと良いでしょう。床に足を伸ばして座って足首を曲げ、つま先を上げた状態でゆっくりと前屈します。トレーニング終わりや仕事終わりにやってみてください。30秒×2セットぐらいが目安です。無理のない程度に行ってくださいね。
アーチを支える筋肉を強化していくのも改善策のひとつになりえます。立った状態で踵を上げて足首を伸ばす『カーフレイズ』や、座った状態でつま先を上げて足首を曲げる『トゥレイズ』が効果的です。いずれもゆっくりとした動作でやることと、足首を伸ばしきったところ、曲げ切ったところで2秒キープすることを心がけると良いでしょう。くれぐれも無理がないように行っていただくことと、痛みが強い場合は行わないようにしてください。
【参考・引用】
SIDAS MANUAL for Advanced Technician
『ぜんぶわかる 筋肉・関節の動きとしくみ事典』川島敏生著 栗山節郎監修 成美堂出版 2012
            
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