ウィンドラス機構その②~全身のバランスを整える~ 2019/2/1 2019/8/5 足に関する話 『シダス・インソール』を語る上で、非常に大事な要素の一つである、『ウィンドラス機構』、今回は『ウィンドラス機構』が全身のバランスを整えるしくみについて説明していきたいと思います。 まず『ウィンドラス機構』のしくみについてはその①をご覧ください。 では、『ウィンドラス機構』により足底腱膜が伸びて内側縦アーチが自然に持ちあがることによって、全身のバランスにどんな影響を与えるかを見ていきましょう。 ①関節がニュートラルになり動きが良くなります。 距骨(きょこつ)、踵骨(しょうこつ)、脛骨(けいこつ)、舟状骨(しゅうじょうこつ)の関係がお互いに中間位(ニュートラル)になり、どの方向にもスムーズに動くようになります。 ②感覚がよくなることで、動きが敏感になります。 骨の配列がきれいに整えられることにより、関節面のセンサー、筋肉や腱にあるセンサーが良好に働きます。そのため身体全体に伝わる情報が格段にアップし、身体の動きが良くなります。 ③姿勢が整えられ動きが良くなります。 通常の姿勢だと、アーチが内側に落ち込むため、膝はやや内側に入り、腰は前へ、状態はやや前傾気味になり、姿勢が崩れ動きが悪くなります。 ウィンドラスポジションをとると、筋肉が倒れこんでいる脚を起こすようにします。そのため、膝は真っすぐに入り、上体は起きて姿勢が整えられ、動きが良くなります。 ここで、『ウィンドラス機構』がバランスを整えるわかりやすい例をあげてみます。僕は座っていると猫背になりがちなのですが、足のつま先を上げて『ウィンドラスポジション』をとると、背筋にテンションがかかり、自然と良い姿勢になるのです。 簡単なので、皆さんもぜひやってみてください★『ウィンドラスポジション』をとったまま背中を丸めるのは違和感があって難しいはずです。 以上のように、『ウィンドラス機構』は全身のバランスを整える効果があることがお分かりになったかと思います。実際にインソールを成形する時には、『ウィンドラスポジション』を保ったまま成形していただきますので、仕上がったインソールは通常のアーチよりも少し上がっていて、バランスの良い状態に身体を修正する助けになると思います。 【参考・引用】 SIDAS MANUAL for Advanced Technician 『シダス・インソールの効果』はこちら 『シダス・インソールはココが違う』はこちら 『お問い合わせ~インソール成形までの流れ』はこちら 『インソール成形記録』はこちら 共有:クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます) 関連